種別：バッテリー駆動メカニカルウォッチ機種名：SEIKO EL-330発売時期：1972年11月ごろ駆動方式：ボタン電池振動数：6振動（21600回/時） 使用石数：9石 状態：稼働品参考日差：60～90秒程度、10枚目平置き参考計測結果（計測環境や状況により異なりますので保証値ではありません。）秒針停止機能：確認済み、リューズ1段引き時刻調整：確認済み、リューズ1段引き日付調整：確認済み、リューズ押し込みカレンダー調整:確認済み、10時と12時付近を往復文字盤：ネイビーグラデーションケース：ステンレスケースと9面カットガラス風防、スレ、キズありベルト：純正ステンレスベルトラグ幅：約18mm腕周り：約19.5cm ケースサイズ：約38.5mmケース厚み：約11mm本機は、亀戸精工舎製3303ムーブメント搭載したバッテリー駆動機械式時計です。通常の機械式時計はゼンマイを動力とし、バネ振り子で運針を制御しています。それに対して、本機はゼンマイを削除。ボタン電池と駆動用のコイルに置き換え、振り子で運針を制御しています。これにより、連続駆動時間の増加と駆動トルクの安定化を実現したと思われます。結果的にゼンマイを動力とし、クォーツで運針を制御するスプリングドライブと全く逆の思想となっているところは面白いと思います。参考ですが、10枚目の写真は、振り子がふれて秒針が動く際の音を数えて、精度を計測しています。本機は1秒で6回、1時間に21600回振り子が振れる設計に対して、1日に約36回、約6秒遅れる状態であることを示しています。ただし、機械式時計の時刻ズレの要素は多数ありますので、実際の使用でのズレと必ずしも一致ません。購入の際は中古品であることをご理解ください。特に液体関係には注意願います。防水機能ありのモデルですが、半世紀前のものですので、期待しない方が良いです。カレンダー調整について、短針が文字盤の9時から3時の上半分にある時は操作しないでください。故障の原因となります。精度については、日常使用に問題のない程度かと思いますが、機械式時計は姿勢の変化や温度にも影響を受けますので、気になる方はクォーツ時計などをご使用ください。