表面に細かなでこぼこのある凹凸ガラス入りの両開き収納棚です。引手金具（銅か黄銅のようです）のデザイン、お世辞にも高級家具とは言えない内部のつくりや外観、これらが逆に昭和の懐かしさを漂わせているように思えます。両扉裏には、錠前（右扉の引手金具裏に鍵穴）の取外し跡、ガラス固定用桟の取替（ガラスのヒビなどで入れ替えられた？）修理跡（写真６、７）が見られます。入手経緯、取外しや修理の時期などは不明ですが、日用品の収納棚として使っていたものです。経年のため汚れや変色・剥げ、キズなどは否めませんが、板面に欠けや割れ、引き出しを含め収納棚としての歪みやガタツキなどはほとんどありません。なお、右扉が閉じても僅かに開きますが、ストッパーとして薄板などを貼り付けて開かないように出来ると思います。大きさは約、高さ７５ｃｍ、横幅５２．５ｃｍ、奥行２９ｃｍ、重さは約７ｋｇです。昭和のレトロ感が漂う収納棚です。決して高級家具ではありませんが、手入れをしていただき書棚、食器棚、乾物などの食品棚などに活用していただければ幸です。